ストレスはためないように頑張るものではなく受け入れるものだ
ストレスはマイナスなものだけじゃない
「ストレス」というとまずはマイナスなイメージを持つと思います。仕事での人間関係とか教育熱心な親からの受験勉強のプレッシャーなど、できることなら避けて通れない苦痛なものです。しかし、楽しいときにかかるストレスと、嫌なときにかかるストレスは同じものではないと思います。
例えば、仲良しの友人と話しているときにかかるストレスと、会社の上司から叱咤されているときにかかるストレスは全然違うものだと思います。実際、専門家の研究結果にはストレスには心身に悪い影響を与えるストレスと、いい影響を与えるストレスがあると考えられているようです。
人間関係のトラブルや上司の命令など嫌なことに直面したときに感じるのが悪いストレスで、希望や夢のために、感動したり、楽しんでいるときに感じるものがいいストレスなのです。
発想の転換
そもそもストレスというのは外界からの圧力であったり刺激であったりを指す言葉です。つまり、ストレスを完全になくそうと思ったところで回避できるものではないことが言えます。
ここで発想の転換が必要です。人生をより充実したものにするにはストレスは無理に受け流そうとするよりも、堂々と受け入れるように考え方を変える必要があります。
人間を成長させるストレスなら積極的に受けるべし
いいストレスとは、人間を成長させるもののことです。おんなじ上司からの叱責でも「なんでこんなことやらなくちゃいけないんだ」と言いながら仕事に取り組むよりも「これも成長のためだ」と自分に言い聞かせて取り組むほうが人生全体から見ると大きなプラスです。このように、行動せずにはいられないようなマインドに持っていくようなストレスの受け入れ方をできるようになれば、必ず人生は充実したものになります。緊張感あるポジティブなストレスを積極的に受容していくべきです。
外部からのストレスを処理し、苦しみから脱却することが大事
困難に直面したとき、その苦しみから逃げることができれば当然ですが人生はかなり楽になります。ストレスでつぶれてしまわないためにもこの考え方はかなり重要です。
例えば、就寝中に自宅が家事で燃えている、といった場面になってしまったとします。隣の部屋を見ると、家具にすでに火が回っていて逃げ道がありません。家の消火器では手に負えず、対処のしようがありません。
そのとき、普通の人は混乱して動揺して、消防車を呼ぶことすらできず、ただうろたえるだけでしょう。その瞬間にあまりにも強いストレスを受けてしまったため、心が耐え切れなくなってしまうのです。
これは極端な例ですが、意外とストレスを受け入れることができないことが日常にもよく見られるのはないでしょうか。ストレスを受けたから体によくない、と決めつけるのではなく、ストレスを受けて苦しんでいるのならその状態を脱却できるように工夫することに意識を向けることが大切です。
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