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ストレスフルな時代の疲れの原因は体じゃなくて脳にアリ?

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そんなに疲れることはしていないはずなのに、なんだか疲れる、やる気が出ない、頭が働かない、寝ても疲れが取れない、、、こんな覚えはありませんか?実はこれ体じゃなくて脳が疲れているサインかもしれません。

脳疲労とは?

そんな症状に当てはまる人は「脳疲労」を疑いましょう。脳疲労はストレス社会の現代においては誰にでも起こりうるものです。特に何でも一人で背負いこんでしまいがちな責任感の強い人は気を付けたほうがいいです。脳疲労の存在をいち早く提唱した藤野武彦氏は脳疲労の原因をこう分析しています。 

情報過多が「脳疲労」を起こす
「脳疲労」とは何かということを脳のしくみと働きからもう少し詳しく説明いたします。
大脳は、脳の中の司令塔というべき存在ですが、それは大脳新皮質大脳旧皮質大脳辺縁系)の二つに区分されます。 前者は、言語や論理を理解するとか、芸術性を理解するなどの知的中枢で、後者は食欲や睡眠などの本能や心地よさ、怒りなどの情動の中心です。 といっても、前者(大脳新皮質)が高級で、後者(大脳旧皮質)が低級というわけでは決してありません。 いずれも最高次の精神機能で、いずれが欠けても人間らしい精神的活動ができません。
一方、大脳の下方の位置には、間脳と呼ばれるところがあり自律神経中枢や食欲中枢があります。 つまり、意識しなくても心臓がキチンと適切なリズムで動くとか、適切にエネルギーをからだに入れるための食欲をコントロールしている脳です。
(中略)

これらの脳のしくみを仮に「高度情報処理システム」と呼ぶことにしますと、人間をとり巻く環境は、「情報」または「情報源」といえます。 もし、「高度情報処理システム」の処理能力を上回る「情報」が脳に入ってくると、すなわち「情報過多」になると、この「高度情報処理システム」の機能は破綻してしまいます。
この破綻を医学的仮説(一つの考え方)で表現すれば、大脳新皮質大脳辺縁系および間脳との関係性の破綻」、いいかえると、大脳新皮質から大脳辺縁系への一方向的(抑圧的)情報の流れが増大している状態と考えられます。

                           (BOOKSクリニック福岡HPから引用)

以上の通り、脳疲労の原因は簡単に言うと過大なストレス(=情報)です。脳がとめどなく入ってくる情報を処理しきれなくなるため、正常に機能しなくなるのです。

脳疲労の取り除き方は?

藤野氏は脳疲労の解消法を以下の通り示しています。

 

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                            (BOOKSクリニック福岡HPから引用)

簡単に言えば「嫌なことは無理してやるな」ということです。不快に感じること、ストレスが溜まることは回避して生活することで脳疲労から解放される、と述べています。

例えば、1か月後までに10キロ痩せる!と決心したとします。すると知的中枢である新皮質は「痩せる!」という決心を「何としてもやり遂げる」と処理します。このときに旧皮質にも「痩せる!」は伝わりますが、もし連日の残業で身体が疲れていたら、本能的な部分を司る旧皮質は「食べる!休む!」といった風に働きます。「痩せる!」だけなら、無理がきくかもしれません。しかし「食べてはいけない」や「運動しなければならない」といったストレス量が増えてきたときに、旧皮質からの「休む!」という本能的な働きを無視して、ダイエットを続けてしまうと、新皮質と旧皮質のバランスが崩壊してしまい(=脳疲労)、自律神経中枢や食欲中枢を司る間脳も侵されてしまい心身がダメージを受けてしまうのです。簡単にいうと我慢を自分に強制することは体にいいはずがないというわけですね。

しかし、人間関係や勉強・仕事など日常のさまざまな場面で多くの情報(ストレス)が入ってきます。ストレスフリーに生きていくことは不可能だ!ということでここからは僕なりの脳疲労解消法を紹介します。

ストレスと笑顔で付き合おう

笑顔です。拍子抜けした人も多いと思いますが、脳疲労する原因であるストレスは交感神経の働きが活発になり、緊張状態が続くことで溜まってしまうのです。本来であれば交感神経と副交感神経はバランスよくいないとだめなのですが、心が張りつめているとどうしても交感神経優位な状態が続いてしまい、脳が疲れてしまいます。

笑顔は副交感神経を優位にさせます。笑っているときは自然とリラックス状態になり、緊張は緩和されます。逆に強い緊張があるときに思い切り笑うことは難しいでしょう。

作り笑いでも効果はあるので「今の状態って脳疲労かも?」と思ったらすぐに笑顔になりましょう。

 

まとめ

・原因不明の疲れはもしかしたら脳が疲れてるのかも

・脳疲労を解消するにはできる限りストレスをためないこと

・笑顔はストレス解消に効果アリ

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