ゆとりーまん

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【就活生向け】企業研究をやるなら業界を絞ってからにしよう

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業界研究の目的とは

業界研究のゴールは”選考を受ける企業を絞る”ことだと僕は思います。なぜなら数ある業界の中から一つの業界、企業をいきなり決めるのは、よっぽど就きたい企業がない限りははっきり言って無理だからです。なのであれもこれも闇雲に手を付けるのではなく戦うフィールドを限定しておくことが大事です。こうすることでエントリーシートや履歴書を書いたり、面接対策をしたりといった作業を個社ごとに行う負担が軽減されます。

では、どうやってその”絞る”ことを行うのか。このためには自分がどんな人生を歩みたいか、何を優先して生きていくのか、について考える必要があります。何となく興味を持ったという理由でも構いませんが、やはりその業界に入って自分の人生はどんな道になるのかといったことはイメージしておくべきです。そもそもどんな企業に就職したいかと考えるとき、大体の人は給与や福利厚生、やりたいことが実現できるかなどいろんな面を総合的に見て入社を決断します。例えば、A業界は給与は平均的サラリーマンの2倍もらえるけど、残業や休日出勤は当たり前でプライベートな時間はあまり取れない、なんて企業だったとします。このとき何が何でも給与が高い会社がいい!と考える人にはA業界は魅力的に映りますし、仕事はそこそこでプライベートを充実させたい、と考える人はA業界を敬遠するでしょう。

そして、業界によってそんな特徴は大まかには分類することができます。業界ごとに平均年齢や勤続年数はある程度知ることが可能なので、それを自分の望む条件と紐づけて働くビジョンを描くヒントになります。要は自分の中で譲れない条件を順位付けしておき、どんな業界に入ればそれを実現できるかということと照らし合わせることがとても重要です。こうすれば自ずと目指すべき業界が見えてきます。

ちなみに僕は転勤が少ないことや採用人数が比較的少ないこと(=出世のライバルが少ない)を重視してインフラ業界を第一希望にしていました。(もちろん給料が高くて、休日もいっぱい取れるようなことも希望してましたが)単なる興味や自分の得手・不得手に関わらず業界を決定したおかげでスムーズに業界研究を進めることができました。早い段階で業界を絞ってしまうことで、結果として効率的な就職活動が展開できるのです。

業界を絞ってから研究を始めよう

自分の進むべき道(=業界)がいくつかの選択肢に絞れたら、ここで初めて入念にその業界内や個々の企業の研究を始めましょう。少数の業界に絞って調査を行っていくことでA社、B社、C社と研究を重ねていくうちに企業ごとの特徴が色濃く見えてきます。この時点で各社の強み・弱みのようなところまで見つけられると即、選考における自分の武器になります。

この「個社ごとの違いが色濃く見える」というのは業界をある程度絞ってから研究しないと絶対に味わえません。もちろん業界を決める前に「A業界にはどんな会社があるんだろう」と思い立ち、ネットで検索すればいろんな企業の情報を見ることができます。ただ、これだけでは”自分の歩みたい人生”を実現できる企業かどうか見極めることはできません。「どの会社も同じようなものだからよく分からない。違う業界も見てみよう」といった思考に陥り、本当に入るべき企業に出会えず非効率な就活になってしまう危険性が高いのです。

この点、業界を先に決めてしまえばさまざまな企業を時間・手間をかけて調べることができますので、その業界について深く知ることができるのです。例えばA社について調べていても「この会社はB社と比べて限定的なエリアで事業を展開してるなー」なんて気づきが必ずあります。こんなことはチラッと就活サイトを覗いただけでは絶対に気づきません。同業他社との比較がしっかりとできることで、業界全体についての見識を深めることができます。そしてA社、B社それぞれの特徴を見出すことができるので選考に臨む際の強力な武器にすることができます。業界を絞ってから研究を始めることでこんなメリットがあるのです。

自分が歩みたい人生を実現する業界は~な理由でA業界だ、そしてA業界の中でもA社は~の部分が魅力、B社はここが強い、とまで分析できればA業界はすでにあなたにとって「勝てるフィールド」になっています。勝てるというのは面接官に「こいつは是非わが社にほしい人材だ」と思わせることです。そのための武器の一つが業界研究で身に着けた業界内の知識なのです。例えば「御社はB社と比べてaの面では劣っていますが、bの面では業界内で一番の伸びしろがあります」なんて言葉が面接で出てきたら面接官も必ず「おっ こいつできるな」と思いますよ。

 

まとめ

・いきなり企業研究をするな、まずは進むべき業界を決めよう

・自分の人生をどんなものにしたいかのイメージと業界の特徴を紐づけよう

・業界を絞ってから研究を進めることで知識がどんどん増えてくる=武器になる