ゆとりーまん

心身ともに健康に、極力好きなことだけやって生きるライフスタイルが理想。働き方、健康、旅行について主に記事を書いています。

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家事労働って面倒だけど、家族のつながりを深めるために一役買っていると思いませんか?

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家庭のあるべき姿?

サザエさんを見てると特に思います。日曜日の18:30から必ず一度はサザエさんとフネさんが協力して料理や掃除をしている姿が描写されています。このようなおじいちゃん・おばあちゃんから孫の世代までが一緒に住み、生活を共にしていく形態というのは今の日本では少なくなっていってます。良いとか悪いとかではなくこれも時代の変化なのかなと感じます。

地方では4月になると人口が一気に少なくなるようです。進学や就職で大都市に出るからでしょう。都市部への人口一極集中によって昔の形が崩れてしまうのは致し方ないことですが、古き良きとまでは言わないまでも昔からあった家族というものが違った形になってくるといった現実には少し寂しい感じがします。これからの家族の形も変化を続けていくのでしょうか?存在し続けるのでしょうか?最近すごく不安に思います。

他の生物だともっと親離れも早いはずだし、子供を産むと同時に死ぬ種もいるわけだから、家族と言うものを一番意識して生命を全うする生き物は人間の他にいないでしょう。そして家族を一番で感じられるものは日々の何気ない家事労働なんじゃないかな、と僕は思います。なぜなら家族それぞれの個性が出るからです。「おふくろの味」や掃除の仕方だって家庭によって千差万別です。もちろん非効率なところも出てくるでしょうが、唯一無二の「自分の家族」というものが家の中で強く感じられるのは僕でしょうか。

家事代行の恐ろしさ

家事の代行業が家族のつながりに大きな影響をもたらす可能性がありそうです。料理とか掃除を忙しい家族の代わりにやってくれるアレですね。ちょっと珍しいところではお墓参りの代行もあるんだとか。こういったことの背景には現代人が忙しすぎることがあります。代行業に限らずビジネスの発生って「便利」の創出か「不便」の解消かがほとんどだと思います。そして後述の不便解消のために代行業が新規ビジネスとして成り立っています。

「めんどくさい」「時間がなくて作業を行えない」「無駄を省く」こういった点を解決するのが代行業の素晴らしいところです。そもそも世の中の仕事はきちんと分業されているので、いわばほとんどの職業が代行業ですよね。例えばボールペンを一本作ろうと思ったら原材料の確保から組み立てまで考えるとそれは大変な作業になりますがお店に行けば100円で売っています。これも広い意味では代行業なのではないでしょうか。ただ、本来プライベートなものであるはずの家族生活までビジネスが介入してくることで、炊事、洗濯、掃除と個々の家庭のオリジナリティが失われるのがたまらなく恐ろしいです。もちろん、すべての家庭が家事を外部業者に依頼するという世の中は今からでは想像もできませんけどね。

僕は自分で結構合理的な判断で人生を歩んでいると思っている方ですが、家事だけは自分の手でやりたいなと思います。合理性を求めようとすると家事をするのが億劫だという人には家事代行サービスは最高ですが。(ホリエモンも言ってたかも)

家事代行を家庭に導入することで夫婦間でのもめ事が少なくなったり、時間が有効に使えたりとメリットはたくさんありますが、僕はあえてそんな「非効率」を味わいながら生きていきたいです。